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栽培方法の概要

①鉢栽培

・鉢栽培は、ご自分で開花株をご覧になって、お気に入りの一鉢を選択することから始めましょう。株は花色の選択肢が多い交配種の無形種がお薦めです。

・株を持ち帰ったら、先ず根鉢の状態を確認します。初開花の株(購入株)の場合は、根鉢が固く締まっている場合が多いので、一度根をほぐして排水性に優れた培養土で植え替えます。深植えは厳禁です。植え替えは、4月に入る前には終えましょう。また、併せて花柄を根元から3㎝程残して切り取り、株の充実を図ります。

・花柄切りを行うと、切り残した部分がやがて枯れ、かび病が発生することがあります。梅雨前には花柄の残骸を指で抜き取り、株元がきれいに整理します。一方、新葉が展開するので、良く日に当ててあげます。

・夏越しでは、午前中は日が当たり、午後からは木陰になる様な場所で管理すると、水やりの手間が省けます。一日中、日が当る場所だと、急激な温度上昇で水切れを起こし、地上部が枯れてしまうことがあります。必要に応じて、遮光してください。

・秋の彼岸を過ぎると、徐々に涼しくなり、根や新芽(花芽)が動き出します。植え替え、株分け等の好機です。多少、根を乱暴に扱っても大丈夫ですが、新芽などを傷めないように注意してください。日当たりの良い環境で栽培します。

・12月になると花芽が明確に現れ、古葉が横に倒れこんでくるので、古葉取りを行います。株元に日が差し込み、花芽の立ち上りが良くなります。

・2月に入り気温が上昇してくると、自然開花し始めます。日当たりの良い場所で管理します。

②露地栽培

・早春、或いは秋口が植え付けの好機です。小苗ではなく、開花予定株や開花株を用いる方が安心です。植え付け場所は、午前中は日当たりが良く、午後は木陰となる様な場所が理想ですが、一部の原種を除き、クリスマスローズは丈夫な植物なので、様々な環境に適応します。

・植え付け箇所は、径40㎝、深さ40㎝の範囲の土壌改良を行います。土壌改良には、馬糞堆肥日向土、ゼオライト等を用い、緩行性肥料を混ぜ込みます。植え付け時に水やりしますが、以後は、特に必要ありません。施肥は、秋口と春先に与えます。

Cultivation

 

栽培

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